九州大学 芸術工学部 工業設計学科 KYUSHU UNIVERSITY SCHOOL OF DESIGN DEPARTMENT OF INDUSTRIAL DESIGN

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受賞/優秀作品と研究紹介

このページでは、工業設計学科の学部生と工業設計学科卒業の大学院生の受賞作品や研究を中心に、
在学生の活躍を紹介しています。(学年他は、受賞時のものです)

    • CONET - 幼稚園におけるコミュニケ―ションを創出する遊具 -
    CONET - 幼稚園におけるコミュニケ―ションを創出する遊具 -
    中島 弥姫(2015年度卒業)
    日本デザイン学会第五支部の第8回九州・沖縄地区学生デザイン展において、2015年度工業設計学科卒業生の中島弥姫(現:九州大学大学院統合新領域学府)さんの卒業研究「CONET - 幼稚園におけるコミュニケ―ションを創出する遊具 -」が、優秀賞を受賞しました。
    第8回 九州・沖縄地区 学生デザイン展
    ★第8回九州・沖縄地区学生デザイン展
    優秀賞
    • SWELL
    • SWELL
    SWELL
    水野 諒大(2015年度卒業)
    SWELLは、マドラーやスプーンがなくても粉末を溶かすことができるコップです。
    内部に隆起を設け攪拌を促すことで、例えばココアならわずか20秒以下で溶かしきることができます。SWELLは、次のような3つの問題点を同時に解決できる画期的なコップです。
    1、溶かし終えた後、飲む時にスプーンが邪魔になる。
    2、皿がある時は、飲む時は良いが洗い物が増える。
    3、キャンプやオフィスなどで、スプーンが無い時がある。
    SWELLは、単に攪拌を促すための凹凸が付いているだけのコップではありません。20個以上の試作を行い、この形状にたどり着きました。コップ上部には折り返しをつける事で攪拌時にこぼれにくくしています。また、凹凸パターンも攪拌性と美しさを両立しました。
    AUTODESK CREATIVE DESIGN AWARDS 2016
    ★AUTODESK CREATIVE DESIGN AWARDS 2016
    ものづくり部門 グランプリ
    • 温泉資源二次利用支援のための配管清掃ロボット
    温泉資源二次利用支援のための配管清掃ロボット
    三舛 悦人(2014年度卒業)
    金澤 尚樹(2014年度卒業)
    辻本 寛治(2015年度卒業)
    「地域産業の支援」というテーマに対し、長崎県小浜温泉における温泉資源の多段階的利用を支援するロボットを考えました。源泉—地熱発電所—温泉—農場と、温泉水を使用する施設を結ぶ配管内の鉱物除去は手作業を中心に行われ、経済・肉体的負担がかかります。そこで、高圧洗浄を行なう子機ロボットを搭載した親機が、自律的に掃除が必要な配管を巡回し、メンテナンスを行います。機動力と作業の安定感を想起させる要素をスタイリングに取り入れました。
    ロボメカデザインコンペは、工業設計学科・大学院CCDコースから、8年連続の受賞です。本作品は1年間福岡市のロボスクエアで展示されます。
    ★ロボメカデザインコンペ最優秀賞
    ★メカトラ賞(メカトラックス社協賛賞)
    • 高速フリッカー光と非フリッカー光によるメラトニン分泌抑制作用
    高速フリッカー光と非フリッカー光によるメラトニン分泌抑制作用
    矢野 雅人(2016年度卒業)
    12月23日に福岡教育大学にて行われた人類働態学会西日本地方会第41回大会で、矢野雅人さん(本学科人間工学分野)の研究発表「高速フリッカー光と非フリッカー光によるメラトニン分泌抑制作用」が最優秀発表賞を受賞しました。
    ★人類働態学会西日本地方会第41回大会 最優秀発表賞
    • Disappear
    Disappear
    応 夢(2016年度研究生)
    人類が自分自身の手で、境界という問題をつくってしまいました。そのため地球の豊かさがへり、環境が破壊され、生物が減り続けています。しかし、私たちは自然とともにいきていかなければなりません。破壊され、下がってしまった現実から、問題を跳ね返しいかにレジリエンスとして、よりよい未来をつくっていくか。そのような考えで自然と生物を表現しています。
    ★2016アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA カテゴリーB 静止画部門 入賞
    • 若年者と高齢者の運動学習に伴う筋電図表出の違い
    若年者と高齢者の運動学習に伴う筋電図表出の違い
    立野 謙太(2014年度卒業)
    筋肉を動かす信号は脳から発せられています。では,筋活動から脳活動を読み取ることができるのか。このふとした疑問が研究の発端です。“学習”は脳内で行われる処理の一つです。本研究では運動学習をテーマに若年者と高齢者で筋電図に関する加齢の影響を検証しました。その結果,高齢者は若年者と同様に運動パフォーマンスを向上させたにもかかわらず,運動学習時に観察される筋活動抑制がみられませんでした。このことから,加齢に伴って運動学習時の筋活動抑制指令が上手く機能しなくなることが示唆されました。
    ★工業設計学科の卒業研究成果が学術雑誌(日本生理人類学会誌)に掲載
    • parallel world
    • parallel world
    • parallel world
    • parallel world
    parallel world
    工業設計学科の学生
    与えられたテーマ「pairs」から、チームのコンセプトを「parallel world」としparallel worldを表現した空間にコンセプトに基づいたプロダクト作品を8つ展示しました。Parallel worldという今とは違う分岐を辿った世界では、今とは少し違ったモノが存在しているのではないかという仮定から、モノができた目的に立ち返り、今あるモノとは違うアプローチでモノをデザインしなおすことで、parallel worldのモノとして提案しました。
    展示の空間は外周にしなる棒を立て、中を完全に見せないことと自分でかきわけて入る体験を与えることで、入る際の展示空間への期待感を出すことを狙っています。
    Tdw2016九大チーム
    ★THE SCHOOL OF TOKYO AWARDS
    清水建設賞
    • 生活空間の横幅が生理心理反応に及ぼす影響
    • 生活空間の横幅が生理心理反応に及ぼす影響
    生活空間の横幅が生理心理反応に及ぼす影響
    城屋敷 謙(2014年度卒業)
    自然災害などによる避難生活では、ストレスで亡くなる場合があるため、避難所でのストレスを減らすための知見の蓄積は急務です。避難所でのストレスの要因の1つとして、避難所で過ごす生活空間の狭さが考えられます。よって本研究では、空間の横幅が人の生理心理反応に及ぼす影響を脳波や心電図などを用いて検討し、その結果から至適な横幅を求めました。研究の結果、避難所での至適な空間の横幅は50cm以上である可能性が示されました。
    ★平成28年度 日本生理人類学会研究奨励発表会(九州地区)優秀発表賞
    • 曲面ディスプレイが認知活動に及ぼす影響
    曲面ディスプレイが認知活動に及ぼす影響
    江田 裕貴(2016年度卒業)
    将来、従来の平面ディスプレイに替わる曲面ディスプレイの普及が予想されます。本研究は曲面ディスプレイが認知活動に及ぼす影響を表情のカテゴリー知覚を用いて調べました。表情のカテゴリー知覚を用いることで、カテゴリー判別のずれやそれぞれのカテゴリーの強さの違いを知ることが出来ます。表情カテゴリー判別課題を用いて平面ディスプレイ条件と円柱ディスプレイ条件を対照した結果、両条件間にカテゴリー知覚の有意な差は見られませんでした。このことから、ディスプレイが曲面になることは表情のカテゴリー知覚には影響を及ぼさないことがわかります。今後は、脳波を用いて生理的な観点から研究を進めていきます。
    ★2016年度日本生理人類学会夏期セミナー(2016年度研究奨励発表会(関西地区))
    研究奨励賞(ポスター発表)
    • 感情プライミング効果と個人の情動伝染特性の関連
    • 感情プライミング効果と個人の情動伝染特性の関連
    感情プライミング効果と個人の情動伝染特性の関連
    池田 悠稀(2013年度卒業)
    私たちが顔表情を目にするとき、その表情は脳内のミラーシステムで模倣されると考えられています。本研究では他者の顔表情を観察するときのミラーシステムの活動が、その前に聞く情動的な声(笑い声)によってどの程度変化するか、顔表情を観察するときの脳波を測定して調べました。また、顔表情に先行する笑い声からの影響の受けやすさが、他者からの情動の伝染しやすさと関連することを明らかにしました。
    ★日本生理人類学会第74回大会
    優秀発表賞
    • 文脈情報の付与が彫刻画像観察時の脳活動に与える影響
    文脈情報の付与が彫刻画像観察時の脳活動に与える影響
    末松 愛理(2014年度卒業)
    ヒトの美の認知は、文脈情報の寄与を受ける可能性が報告されています。本研究は解説の付与が美の認知に及ぼす影響を、事象関連電位を用いて検討しました。男女の彫刻に対して2条件{解説、観察}の鑑賞体験を行い、その前後の彫刻画像観察時の脳活動を比較しました。その結果、男性彫刻では鑑賞体験後に美的情動が低下しますが、解説の付与はその低下を抑制する可能性が示唆されました。一方、女性の彫刻では鑑賞体験後の美的情動の低下が認められませんでした。女性刺激には高い動機付けがあることに起因するかもしれません。
    ★2016年度日本生理人類学会
    研究奨励発表会(関西地区) 優秀発表賞