九州大学 芸術工学部 工業設計学科 KYUSHU UNIVERSITY SCHOOL OF DESIGN DEPARTMENT OF INDUSTRIAL DESIGN

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受賞/優秀作品と研究紹介

このページでは、工業設計学科の学部生と工業設計学科卒業の大学院生の受賞作品や研究を中心に、
在学生の活躍を紹介しています。(学年他は、受賞時のものです)

    • ESORA(エソラ)
    • ESORA(エソラ)
    ESORA(エソラ)
    迫 健太郎(工業設計学科2012年度卒業・現大学院生)
    今城 菜穂(工業設計学科2011年入学)
    溝部 洋平(工業設計学科2011年入学)
    藤中 康平(工業設計学科2011年入学)
    空の飛行機雲や、毎日遊んでいる公園の風景、友達の顔など、子供たちが見るものすべてをお絵描きの素材に変えるホワイトボードをつくりました。透明な部分を目の前にかざすことで、白いノートや紙を超えた、想像をかきたてるキャンバスを提供します。学びのきっかけを与え続けるCampusの商品として、ESORAが子供たちの記憶に残るプロダクトになれば幸いです。
    ★コクヨデザインアワード2012 優秀賞
    • Leonardo da Vinci のアイデアをもとにした羽ばたき機械模型
    Leonardo da Vinci のアイデアをもとにした羽ばたき機械模型
    牧園 将大(2010年度卒業・現大学院生)
    レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿には、複数の羽ばたき機械が出現します。本作品は、そのひとつである図1のアイデアスケッチをもとにデザインした、羽ばたき機械の小型模型です。 このスケッチには、羽ばたきを与える機能要素だけが描かれていて筐体はなく、羽根を含めて個々の要素の形状も単純です。また、機能要素には当時の技術・知識が反映され、からくりの運動や羽根の形状などについて、理解が十分でない部分が存在します。模型のデザインにおいては、これら二点について、レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチを意匠と機能の両面から補完・修正しました。
    ★日本図学会第6回デジタルモデリングコンテスト 奨励賞
    • 乗用車のドア開音におけるプライミング効果が印象評価及び事象関連電位に与える影響
    乗用車のドア開音におけるプライミング効果が印象評価及び事象関連電位に与える影響
    本井 碧(2009年度卒・現大学院生)
    本研究では、「ヒトが感じる印象はその他の刺激の印象からも影響を受けている」という心理学の知見を自動車に応用しました。自動車全体の安心感や高級感に関わるため、ドアの閉音は重要視され、様々な角度から研究されています。その一方で特に意識されることのない開音の印象が、閉じる音の脳波の反応や印象に影響を与えていることを明らかにしました。本研究はトヨタ自動車九州株式会社及び東島裕(工業設計学科2011年卒業)と共同で行いました。
    ★日本人間工学会優秀研究発表 奨励賞 優秀賞
    • 夜間の家庭照明がメラトニン分泌に及ぼす影響 - 子どもと大人の比較 -
    夜間の家庭照明がメラトニン分泌に及ぼす影響 - 子どもと大人の比較 -
    永渕 祐規(2010年度卒・現大学院生)
    現在、子どもの生活の夜型化が問題になっています。本研究では、夜型化の原因と考えられる夜の光環境の影響について調べました。メラトニンという夜に分泌されるホルモンを調べることで、子どもは大人に比べて光の影響を受けやすいことを明らかにしました。また、夜は電球色の蛍光灯が好ましいこともわかりました。本研究は田中郁生君(工業設計学科2012年卒業)と共同で行いました。
    ★日本睡眠学会 優秀ポスター賞
    • 農業支援ロボットMao
    農業支援ロボットMao
    松隈 祐紀(工業設計学科2010年度卒・大学院芸術工学専攻修了)
    東 青野(工業設計学科2010年度卒・現大学院生)
    井手 里美(工業設計学科2011 年度卒・現大学院生)
    他1 名
    福岡のブランドイチゴであるあまおうのためのロボットの提案です。あまおうは、高い品質のために、みつばちによる自然受粉を行っています。しかし、受粉不良やイチゴ栽培とミツバチの世話の両立など多くの問題があります。これを解決するために、ミツバチの飼育と受粉を支援するロボットをシステムとして提案しました。
    ★日本機械学会 ロボメカ・デザインコンペ2012 最優秀作品
    • スマートクロス
    スマートクロス
    越野 透(工業設計学科2010年度卒・大学院芸術工学専攻修了)
    立体的な表現を用いて、歩行者に車両が通過してくる事を示唆します。同時に、車へは減速を喚起する横断歩道のデザインです。また、交差点を景観として捉え、全体を環状になるよう接続しました。 この背景は、J.J. ギブソンの論文「A Theoretical Field- Analysis of Automobile-Driving」(1938) を援用し、運転者と歩行者の観察とフィールドの分析を行うことで、運転者と歩行者の振る舞いや、それに関わる要素を明らかにし、よりよい道路環境を設計する為の要件抽出を行ったことにあります。
    ★第6回産業技術大学院大学デザインコンテスト 最優秀賞
    • せいくらべカメラ
    せいくらべカメラ
    松隈 祐紀(工業設計学科2010年度卒・大学院芸術工学専攻修了)
    マンションやアパートに暮らす人が多くなり、柱にしるしを付けて身長を記録する風景はあまり見られなくなりました。この提案では、壁に取り付ける定点カメラで、重ねて撮影することで、成長の様子を記録することができます。 一つのモノやくらしを大切につないでいくことが、本当のサスティナブルデザインと考え、形や使い方から、長い間持ち続けたい愛着感や信頼感を導きました。
    ★第6回産業技術大学院大学デザインコンテスト 佳作
    • 画用紙トレイ
    画用紙トレイ
    松隈 祐紀(2010年度卒・大学院芸術工学専攻修了)
    お絵かき用の画用紙がたくさん収納できる子供用のトレイです。ペーパーウエイトの役割のある棒が、紙を取るとコロコロ回って降りてきます。子供が次々と絵を描きたくなり、創造性を育みます。
    ★JIDA・KIGS 学生デザインコンペ2012「うつくしいくらしをデザインする」 優秀賞
    • G-cut
    G-cut
    古谷 伸男(工業設計学科2010年入学)
    非使用時にスペースをとらないテープディスペンサー、および新しいテープカットスタイルの提案です。テープを小指に、カッターを人差指にかけてカットする新たなテープカットスタイルを提案した。そして、使用後は人差指にかけたカッターのリングをひっくり返して刃を内側にして、リングをテープの芯に収納し、非使用時にはスペースをとらないようにデザインしました。様々な試行錯誤を重ねてリングの素材(シリコン)やカットする方法を見出すことができました。
    ★JIDA・KIGS 学生デザインコンペ2012「うつくしいくらしをデザインする」 優秀賞
    • 滞在型の仕事マッチングプラットフォーム
    滞在型の仕事マッチングプラットフォーム
    堤 健太郎(工業設計学科2006年入学)
    短中期滞在の旅行客向けに物々交換の考えをベースに個人が宿を提供できる機会を設け、それを引き合わせるプラットフォームです。世界中にお金ではなく技術や知恵を対価に宿泊できるようなサービスを考えています。これにより人々の移動を促し積極的な国際理解を推進できる接点を作り出すこと ができます。最終的には世界規模の人材バンクとしての斡旋による紹介料とイベント・求人広告、モバイルツールのレンタルでの収益を考えています。
    ★第12 回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト 優秀賞
    • サーフェイシャル
    サーフェイシャル
    小原 和晃(工業設計学科2009年入学)
    北 恭子(工業設計学科2009年入学)
    金澤 尚樹(工業設計学科2011年入学)
    ブラインドカーテンのイメージを変えようと考えました。「ハウス」を考えたときに、窓は生活に自然を取り入れる、表情豊かな場所でした。しかし、ブラインドはその窓を覆い、味気無いものにしてしまう。もっと表情豊かで、暮らしを彩るブラインドはどうでしょうか。今まで無表情で面白味のなかったブラインドのイメージを、水面の表情を立体的に表す事で変えようとした作品です。
    ★東京デザイナーズウィーク2012 セミグランプリ
    • なかよしカルテ
    なかよしカルテ
    竹内 満衣子(2010年度卒・現大学院生)
    他2名
    それぞれの世代が役割を果たし、世代間の交流を図り、「無縁社会」の問題解決に結びつけている仕組みを考えました。子ども、大人、ご年配の方々、それぞれが役割を果たせる世代間コミュニケーションの中で子供が学び・役に立てる場としての新しいカルテの提案です。
    ★超高齢社会+design COMPETITION 無縁社会部門賞
    • マイ・チャンネル
    マイ・チャンネル
    近藤 啓太(2010年度卒・現大学院生)
    児玉 佳美(2010年度卒・現大学院生)
    他1名
    高齢者が毎日目にする新聞にう余白をつくりそこを新たなメディア、新たなコミュニケーション材料にしようとするメディアの再活用法の可能性に注目し、能動的な参加を促す行動のデザインを行いました。
    ★超高齢社会+design COMPETITION 発想力賞
    • ステアリング模擬操作への微小振動付与の効果-パイロットスタディ-
    ステアリング模擬操作への微小振動付与の効果-パイロットスタディ-
    向江 秀之(1990年卒・(株)豊田中央研究所)
    本研究は,確率共鳴の知見(微小なノイズの付与により触覚が敏感になる)をヒトの操作性向上にも応用できるか検討したものです。操作においてはノイズと考えられている振動のうち、特定の周波数成分をステアリングに付与することで、操作精度が向上する場合があることを明らかにしました。社会人学生として大学院(博士課程)に通っている私は、普段の仕事においても、工業設計学科にて学んだ人間中心設計の考え方を活かして、ユニークな研究を行うことを心がけています。
    ★日本生理人類学会第66回大会優秀発表賞
    • 大腿前部における超音波エコー画像のテクスチャと筋力との相関
    大腿前部における超音波エコー画像のテクスチャと筋力との相関
    西川 孝広(2010年度卒・現大学院生)
    筋力は筋肉の量と質で決まります。本研究は筋肉の質を超音波エコー装置の画像 から推測する方法を検討しました。これらの成果は新しい筋肉評価装置の開発、 筋肉の質を高めるためのトレーニング・リハビリ用具の開発に役立つと期待され ます。
    ★日本人間工学会九州・沖縄支部第33回大会 優秀発表賞
    • 高齢者の下肢筋量と歩行動作との関係
    高齢者の下肢筋量と歩行動作との関係
    中島 弘貴(2010年度卒・現大学院生)
    高齢になると歩行が不自由になります。その理由の一つに下肢の筋肉の衰えがあ ります。本研究では超音波装置や三次元動作解析システムを用い、歩行フォーム に強く関係する筋肉を検討しました。これらの成果は介護予防やトレーニング・ リハビリ用具の開発に役立つと期待されます。
    ★日本人間工学会九州・沖縄支部第33回大会 優秀発表賞