九州大学 芸術工学部 工業設計学科 KYUSHU UNIVERSITY SCHOOL OF DESIGN DEPARTMENT OF INDUSTRIAL DESIGN

入試情報はこちら

 工業設計学科のFacebookアカウント  工業設計学科のTwitterアカウント

九州大学芸術工学部のホームページへ

九州大学のホームページへ

工業設計学科のまいにち

仲田百合絵

いままで気が付かなかった視点からの考え方を学べる学科

仲田 百合絵

2014年度入学

Q.芸術工学部工業設計学科の魅力を一言でいうと何だと思いますか?

 「豊かな選択性」です。1年生の間に、7人の工業設計学科の教員から授業を受ける事ができました。授業のテーマや内容だけでなく、教員それぞれが違う個性(方針)を持っていて、想定していたこと以上のインパクトを得られました。興味のある分野を学びながら、これまで気が付かなかった視点の考えを吸収することができました。工業設計学科の学びは、自然と周囲に目を向けさせる力を持っています。したがって、一つの課題に集中して取り組んだ後にはその課題テーマに関する知識や技術以上のものが身に付きます。この過程の積み重ねが将来の豊かな選択性を生み出すこの学科の魅力です。

Q.1年前の入学時と現在では、自分の気持ちや大学生活に対する期待、将来の希望、興味 関心のある ことなどに変化はありましたか?

 ありました。特に興味関心について、アート的なものよりも技術的なものに対する興味が強くなりました。芸工祭では、空間芸術を企画製作する「2研」という団体と、ファッションショーを行う「CBA」という団体の二つに参加しました。どちらも、今までに見たことのないようなエンターテインメントを成功させとても感動しました。その中でも製作を引っ張る先輩方の技術力の高さに驚きました。映像や音楽を自作する能力は大学に入学してから培った人も多かったのですが、自分で調べたり周りの人に聞いたりして今の技術に達したということでした。また、ホールの天井裏で照明機器のセッティングをしたり舞台の足場を組んだりすることも先輩主導で行っていてとても感動しました。企画自体はアーティスティックなものでしたが、それを実現する為に必要だった個々の技術に強く興味を持ちました。

Q.これからの大学生活に期待していることはありますか?

 2年生からは大橋キャンパスに生活の拠点が移るので、芸術工学部の教員や先輩の方々と会える機会が増えることが楽しみです。天神や博多などの都市部にも近いので、色々な刺激を得られることを期待しています。

Q.1年間の大学生活をふりかえって満足度はどのくらい? 1年生の大学生活はどうでしたか?

 入学したての頃は唯々希望に溢れていました。しかし、大学における学びというのを理解し始めた後期授業の頃から、単純に楽しい大学生活ではなくなりました。学ぶ意思を強くもって自ら行動しなければ大学では何も得られません。もちろん、楽しく友だちと遊ぶ時間は大切ですが、学ぶこととのメリハリを上手くつけられなかったので満足度は70%くらいです。

Q.大学生って楽しいなと思うことは何でしょうか? また、大変だなと思うことは何かありますか?

 チャレンジ出来ることがたくさんあって、限られた時間の中で自分の一番したいことを選択することが大変です。楽しいなと思うことは、色々な人に出会えることです。

Q.これから卒業までの3年間の大学生活に期待することは何でしょうか?

 様々な“人”や“もの”との出会いです。工業設計学科の同期のみんなと色んな意見を交わしながら、3年後には各々個性ある成長をしたいです。

Q.大学(工業設計学科)に入学して得たものは何でしょうか?

 ステップアップするチャンスです。芸術工学部には工業設計以外にも4つの学科があり、各学科で違う雰囲気を持っています。1年間、同じ基幹教育の授業を受けてきましたが全く違う雰囲気になりました。その他学科の人たちと授業や芸工祭、サークルなどを通して触れ合うことで、常に刺激を受けられます。また同じ学科の人たちの努力を間近で見て、自分も前進しようというエネルギーが得られます。ステップアップのチャンスが多い環境です。

Q.芸術工学部工業設計学科を受験しようと決めた時期はいつごろですか?

 高校3年生の春頃です。

Q.どんな受験勉強をしましたか?

 どの教科もできる範囲の簡単な問題から何度も繰り返し解くようにしていました。また、センター試験当日に点数を取ることを意識していました。模試の後には間違った問題や単語をルーズリーフにまとめて繰り返し見直しました。特に、数学の足し算や分数計算でミスをした問題を試験直前に見直して、焦っている状態で解けない問題があっても、解ける問題では点数を落とさないように注意しました。

Q.将来の夢は何でしょうか?

 人間一人が自由に空を飛べる技術を開発することです。飛行機の安全性とスピードを持ちながらも大きな機体を必要としない機体、またはその飛行方法の開発を行い、社会に普及させたいです。

Q.芸術工学部工業設計学科の受験を検討している高校生のみなさんへ一言!

仲田百合絵

 家具や文具、車や飛行機など、工業製品が好きな人になら誰にでも薦めたい学科です。「絵を描いたりデザインしたりするのは苦手だけど「もの」に携わる仕事をしたい!けど具体的な進路が見つからない」という人にもお薦めです。「もの」とは何なのか、この学科で真剣に考え向き合って行くことで自分に合ったものとの関わり方が見つかるはずです。その時までは、辛い、苦手だと思う課題にも積極的に挑戦してください。その経験が将来自分を助けてくれます。