デザインを理系的アプローチから
幅広く学ぶことのできる学科

大橋 路弘

2014年度入学

Q.芸術工学部工業設計学科の魅力を一言でいうと何だと思いますか？

　私の考える工業設計学科の魅力は人数が他学部に比べ少ない為生徒同士の仲が良く、また他校には少ない特殊な学科である為本当にこだわりや目標を持ってきている人が多く、切磋琢磨できるところです。工業設計に関しては、デザインというものを理系的なアプローチから幅広く学べることが魅力だと思います。数学的物理学的に裏打ちされる部分をその観点から学べることが他の美術大学にはない工業設計学科の魅力であると考えます。

Q.１年前の入学時と現在では、自分の気持ちや大学生活に対する期待、将来の希望、興味　関心のある　ことなどに変化はありましたか？

　デザインというものを抽象的なものとしてとらえるよりもより具体的なものとして身近にとらえることが出来るようになり、同時に様々なことに対して自ら興味を持ち続けたいと思うようになりました。今までは手のひらに収まるようなもののデザインを目指していたのですが、デザインというものがどれほど広く人の生活に行き渡っているかということを知り、環境などのデザインにも興味がわいてきました。

Q.１年間の大学生活をふりかえって満足度はどのくらい？１年生の大学生活はどうでしたか？

　概ね満足です。大学というものがどういうものなのか、少し掴めたような気がします。キャンパスが伊都であったため「芸工らしいこと」が少なかったのは残念な気もしますが来年に期待したいです。しかし大橋キャンパスだけでは出会えなかった人やできなかったであろう交流が沢山あり、その人間関係をこれからも大切にしていきたいと思っています。

Q.大学生って大変だなと思うことは何かありますか？　また、楽しいなと思うことは何でしょうか？

　高校の頃と異なり自ら自分を律しないと誰も責任をとってはくれない身分であることです。しかしそれは同時に自分たちに多くの自由が与えられていることの裏返しであるとも思うので、その責任と自由をしっかり享受していきたいと思っております。自由に使える時間が多くあるからこそ自分を成長させるためにどれくらいその時間をかけることが出来るかが重要だと思います。その前提の上で大学生活特有の楽しみというものを味わっていきたいです。

Q.これから卒業までの３年間の大学生活に期待することは何でしょうか？

　工業設計に携わる者としての技術や知識は勿論の事、良い発想に必要となるであろう人の厚みとしての様々な知識や経験をどこまで得られることが出来るかが楽しみです。しかし「様々な経験をする」というだけでは、中途半端な知識や経験が得られて終わる恐れがあるので、「多くの経験を深いレベルまで時間の許す限り」していきたいと思っています。

Q.大学（工業設計学科）に入学して得たものは何でしょうか？

　多くの個性豊かで目標になり信頼できる仲間と切磋琢磨できる環境、そして大学で勉強することの楽しさです。

Q.芸術工学部工業設計学科を受験しようと決めた時期はいつごろですか？

　高校一年の秋頃です。インダストリアルデザイナーという夢は小学生の頃から持っていたのですが大学について考え始めたのはその時期でした。インターネットでインダストリアルデザインについて調べ、見つけることができました。

Q.どんな受験勉強をしましたか？

　高校３年の頃の受験勉強は周りに流されてやっていた受動的なものであったと思います。浪人して初めて勉強をするということに責任を感じ自ら努力しました。本の表紙がボロボロになるまでやりこみ今でも使っている参考書もあります。

Q.将来の夢は何でしょうか？

　人が素敵だと思えるような商品の開発や環境の構築に携わることです。自分の事が知られなくてもその商品や環境の事が知られ、消費者のみなさんに美しい、素晴らしい、快適だ、おもしろい等と言っていただけるような設計者になりたいと思っております。

Q.芸術工学部工業設計学科の受験を検討している高校生のみなさんへ一言！

　芸術工学部工業設計学科は素晴らしい学科です。工業設計に興味がある人にとっては日本有数の大学であると思います。優しい先輩や先生が、あなたが来てくれることを心からお待ちしております。受験勉強頑張ってください。