デザインに対する考え方や強みがさまざまな
仲間が集う学科

森永 大地

2013年度入学

Q.芸術工学部工業設計学科の魅力を一言でいうと何だと思いますか？

　どの学年にもそれぞれの色があるのですが、ぼくの学年の工業設計学科の魅力は「1人1人の濃さ」です。工業設計学科にはデザインの中にあるたくさんの分野に憧れて学生が入学してきます。それぞれの考え方も違いますし、強みも違います。そういった色々な人と出会えるのは特に工業設計学科じゃないでしょうか。

Q.１年生の時と現在では、自分の気持ちや大学生活に対する期待、将来の希望、興味関心のあることなどに変化はありましたか？

　最初は小学校からしているサッカーの、スパイクをつくってみたいと思っていました。よりかっこいいデザインをするのか、より良いフィット性を追求するのか、より良い材質を見つけるのか、といった分野があることも知らずに言っていました。さまざまな授業を通して、今では1個目の「より良いデザインを」というのを軸に、家電や雑貨などのデザインができたらいいなぁとぼんやり考えています。

Q.２年生で成長したと自慢できることは？

　プレゼンテーションです。小中高と発表の場って少なかった記憶があるんですけど、大学生はたくさんポスターやパワーポイントなどを用いて発表しなければなりません。しなければならないというか、相手に伝わる発表をしないと自分の作ったモノやアイディアがかわいそうです。いかに伝えれるか、いかに記憶に残るかを考えて毎回のプレゼンテーションに取り組んでいます。TEDを動画で見たり友達の発表や先生の評価を聞いて何か盗んじゃうことも多々あります。

Q.大学生って楽しいなと思うことは何でしょうか？　また、大変だなと思うことは何かありますか？

　ぼくは熊本から来たので1人暮らしをしているんですが、…もう楽しいことばっかです。大変さなんか楽しさで吹き飛んでます。遊びすぎて寝不足になることには要注意です。

Q.これから卒業までの大学生活に期待することは何でしょうか？

　デザインの幅が増え、考え方の引き出しも増え、表現力も身につき、より良いモノをデザインできるようになることを勝手に期待しています。全部自分の努力しだいなんですが。他にも、例えばサークルではキャプテンをさせてもらうことになったので、さまざまな場面でさまざまな経験を積めて、たくさん話すネタができたらなぁと思います。

Q.大学に入って驚いたことって何かありますか？

　九州大学の生徒の"やるときはやる"の度合いにびっくりしてます。知識や理解度も恐ろしいです。ですが、そんな環境でも戦える武器が自分にも実はあるってことにもびっくりしてます。ここではそれは秘密です。九州大学の生徒は全員可能性だらけです。

Q.これまでの授業の中で最も楽しかった授業は？

　決めれないです。出た出たと思うかもしれませんが、本当に全部楽しいです。講義を除いて。(笑) 講義よりも個人やグループでアイディア展開をしてモノのデザインをする授業が大好きなんです。お皿づくりで真剣に粘土につけまつげを植えた時期もありました。これは全員ではないのですが。(笑) たくさんの授業の中でもやっぱりデザインが褒められた時が最も楽しかったのではないでしょうか。

Q.どんな受験勉強をしましたか？

　ぼくの受験勉強は、自己満でまとめてラッキーが重なって合格したので参考になりません。単語帳づくりやゴロ覚え、地理での白地図など楽しく勉強していた記憶があります。中だるみもありましたし、伸び悩むこともありました。

Q.高校生の自分と大学生の自分、何が大きく変化しましたか？

　視野がすごく広がりました。今まで自分の知ってる地で知ってる人、または知り合いの知り合いといったコミュニティーで生きてきたのですが、ぼくの学年では工業設計にいる熊本出身はぼくのみです。何もかも知らない0からのスタートで、知らないことを知らない壁にぶつかって知らない考え方をする友達と乗り越えて…。新鮮さが経験になっています。

Q.芸術工学部工業設計学科の受験を検討している高校生のみなさんへ一言！

　工業設計学科を目に付けている皆さん、正解です。工業設計学科は間違いありません。工業設計学科にすればよかったという話、たっくさん聞きます。転入を考える人も友達にいました。モノのデザインについて学びたいのであれば、芸工で会いましょう。