さまざまな興味を持つ人を受け入れてくれる
懐の広い学科

大山 英輝

2012年度入学

Q.芸術工学部工業設計学科を受験しようと決めた時期はいつごろですか？

　高校2年生のとき。自分は理系に進むとこは決めていましたが、その後の進路についてははっきりしたイメージは持っていませんでした。何となく自分の中でモノづくりに興味があり、また入学後にもいくつかのコースに分かれ、自分にあった進路を見つけることができると思い、ここを受験することを決めました。

Q.２年前の入学時と現在では、自分の気持ちや大学生活に対する期待、
将来の希望、興味関心のあることなどに変化はありましたか？

　まず大学生活について。はじめての一人暮らしにわくわくしていました。学校でも自分の暮らす部屋でも自由に行動ができることにすごく期待していましたが、病気でも看病してくれる人がいつもいるわけでもなく、朝も自力で起きなければなりません。自立することの難しさを実感しています。現在の期待は、自由な生活ができることに慣れ余裕もでてきたので、もっと自分の興味があることをやっていきたいです。将来の希望としては、入学時は入りたい研究室は一応決めていましたが、はっきりとは決まらずまだ迷っていました。現在ははっきりと研究室は決まりましたが、就職先はまだはっきりとしていません。興味関心について、入学当初は学祭やサークルに興味がありましたが、現在は自分自身のしたいことなどの興味の方が深まっています。

Q.芸術工学部工業設計学科の魅力を一言でいうと何だと思いますか？

　工業設計の魅力は入ってから人間工学、知的機能工学、インダストリアルデザインの異なる3分野を学習でき、幅広く活躍できるデザイナーになれ、また就職先も広いことです。まだ自分の進路に自信が持てなかった自分には合っていたと思います。また先輩との距離も非常に近く、授業や普段の生活でも良くしてもらい、たのしく生活しています。

Q.２年間の大学生活をふりかえって満足度はどのくらい？

　入学当初の期待から考えて１００％満足できています。しかし、大学生活ではたくさんの経験ができるチャンスが転がって来ますが、それをすべて活かすことはできていないと思います。そういうところでは満足できていない部分があります。

Q.大学（工業設計学科）に入学して得たものは何でしょうか？

　学業はもちろんですが、その中でもプレゼンについてです。どのようにすれば自分の考えをたくさんの人に印象に残るようにプレゼンすることができるかを考えることが非常に新鮮で、考えていてたのしいです。

Q.これまでの授業の中で最も楽しかった授業は？

　自分の暮らしている空間での問題を考え、それを解決するには何が必要か考える授業です。また人間工学の授業では車いすや妊婦体験の授業が、自分とは違う環境で暮らしている人々の立場になれ、新たな視点でモノを考えることができるようになり、たのしかったです。

Q.今一生懸命頑張っていることは何かありますか？

　2年生になり、初めて留学生と同じ授業を受け、親しくなった友人と英語でコミュニケーションをとることを頑張っています。ただ単に友人関係を楽しんでいるのですが、慣れない英語での会話はもどかしく感じることも多く、もっと自由に自己表現ができ、たくさんのことを知りたいと思っています。

Q.これから卒業までの２年間の大学生活に期待することは何でしょうか？

　留学を考えています。留学をすることで海外のいろいろなモノに触れたりいろいろな場所を訪れて、自分の視野を広げたいです。

Q.将来の夢は何でしょうか？

　パブリックデザイナーを目指しています。普段の生活の中で目にする公共物は何気なく使っていても、たくさんの人々のことを考えて作られたものです。そのようなパブリックデザインに非常に興味があります。将来自分のデザインしたプロダクトが公共の場で人々の生活を豊かにしているのを見たいです。

Q.芸術工学部工業設計学科の受験を検討している高校生のみなさんへ一言！

　工業設計学科はさまざまな興味を持つ皆さんを受け入れてくれる懐の広い学科です。しかし、総合的に学ぶことができる分、苦手な分野も出てきます。私はスケッチが苦手で苦労することもありますが、教えてくれる先生や一緒に努力する友達もいます。私は皆さんが工業設計を受験することを、自信を持って勧めることができます。