工業設計学科のまいにち
大学生の間にしかできないことを
自分から積極的に見つけたい
田中 理佐子
2012年度入学
Q.芸術工学部工業設計学科を受験しようと決めた時期はいつごろですか?
高校2年生の夏に来た芸術工学部のオープンキャンパスです。オープンキャンパスでいろいろな情報を得ることができ受験したいと真剣に思うようになりました。
私は福岡県立明善高校の出身で九州大学を希望する人が比較的多い環境だったため、高校入学時から芸術工学部がずっと気にはなっていました。高校で開催された出前授業や工業設計学科の公開講座にも参加したのですが、公開講座では、オープンキャンパスよりも具体的に工業設計学科でどのようなことができるのかがよくわかりました。
Q.どんな受験勉強をしましたか?
高校の授業と高校3年生の時には塾にも通って勉強をしました。3年生になってからはAO入試も受験しようと思うようになったのですが、それまでAO入試で課される実技の勉強はしてこなかったので、実技試験対策として高校の美術の先生に相談し、指導を受けました。そして、センター試験後はAO入試までの間、短期間ですが集中的に画塾に通いました。その結果、AO入試で合格することができました。
Q.入学して1年を終えようとしていますが、入学時の期待に対して
現実はどうですか?
思っていたよりも専門科目の授業が少ないと感じました。1年生の間は専門科目が少ないということはわかっていましたが、やはり少し物足りなさを感じています。伊都キャンパスでの授業は高校の授業の延長といった感じで、金曜日に大橋キャンパスで行われる専門科目の授業を楽しみに、伊都キャンパスで行われている月曜日から木曜日までの全学教育科目を頑張っているといった雰囲気がクラス全体にあります。
Q.1年生の大学生活はどうでしたか?
大学生活はとても楽しいです。特に学祭サークルがとても楽しかったです。学祭サークルではファッションショーを行う企画に入っていたのですが、学祭でのファッションショーのために先輩たちと協力し時間をかけ様々な準備を行ったことがとても印象に残っています。
高校生の頃から続けているスポーツもしたいと思っているのですが、全学のサークルに入ると伊都キャンパスは低学年の間だけなので高学年になったら通うのが大変だなと思い入りませんでした。とても楽しい1年間だったのであっという間に過ぎてしまった感じがします。
Q.これからの大学生活に期待していることはありますか?
また、今一生懸命頑張っていることは何かありますか?
2年生になると専門科目の授業が増えることが楽しみです。専門科目の授業は興味のある内容ばかりなので聞いているだけでもとても楽しいです。今から期待が膨らみます。また、大橋キャンパスで過ごす日が増えるので先輩たちとも頻繁に会えるようになることが嬉しいです。
これまでは授業が沢山あり、こなすことで精一杯だったのですが、2年生になったら少し気持ちの余裕もできるのではないかと思うので、大学生の間にしかできないことを自分から積極的に見つけてやりたいと思っています。
Q.大学生って大変だなと思うことは何かありますか?
また、楽しいなと思うことは何でしょうか?
大変というのとは少し違うのかもしれませんが、授業を履修することなども含め生活面でも自分で考えて判断し、自分で決めないといけないことが高校生の時に比べたくさんあると思いました。また、高校生の時にくらべ日常的に接する人の数が増えたので、最初は知らない人と会う機会が非常に多く、人見知りの自分にとってはそれがとても大変でした。
楽しいと思うことは、友人との付き合いが高校生の時に比べ自由な時間が増えた分、遊びの幅が広がったことだと思います。1人暮らしをしている人も多く、友人の家に泊まり夜中までいろいろなことについて語り合い、夜明けまで一緒に過ごすこともあり、長い時間を友人と共有することがとても楽しいと感じています。
Q.将来の夢は何でしょうか?
ものづくりに携わる人になりたいと思っています。対象はまだ決まっていないのですが、スポーツシューズや文房具等に今は興味を持っています。
Q.芸術工学部工業設計学科の受験を検討している高校生のみなさんへ一言!
~がしたい!と目標を持って入学してきている人が多い学科なので、目的をもたずなんとなくといった意識や偏差値がちょうどよかったからといった理由では入学しない方がいいと思います。目的意識を持って入学するとたくさんの仲間に出会えるので、とても楽しい毎日が過ごせると思います。