九州大学大学院芸術工学研究院
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環境適応研究実験施設
環境適応研究実験施設は、九州大学大学院芸術工学研究院に設置された特殊実験施設(総床面積744m2)で、気圧、温度、湿度、気流、照度、水圧等を広範囲に制御できる人工気候室9室からなる(内2室は別棟)。本実験施設は昭和43年、九州芸術工科大学が「技術の人間化」を旗印として開学された当初から付置され、平成12年度には大幅改修がなされた。ヒトの環境適応能を詳細に検討することにより、健康で快適な生活環境や製品のあるべき条件を明らかにすることを目的とした世界最大規模の実験施設である。
■実験施設の紹介
※見取り図No.1〜No.9の各部屋をクリックで詳細がご覧になれます。

No.6

No.1

No.9 No.8
No.5
No.2 No.3 No.4

No.7

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■実験施設の目的と期待される成果
人類は過酷な自然環境を科学技術の力で克服し、徐々に生存範囲を拡大し、さらにはより快適な環境を作り出すまでになっている。この科学技術により作り出された人工環境は、生活環境の各種要因、例えば温熱環境、空気環境、音環境、光環境、圧力環境等を自在に操り、人々が快適に生活する場を提供してきた。さらには、数十年前には想像上の場所であった、海底や宇宙にまでその活躍の空間を拡大しようとしている。ところが、このように現代人が一日の大半をすごす人工環境が、かえって人間の健康を損ねた例がある。例えば、人工照明の発達は、人間の生体リズムに反する昼夜逆転の生活を強いることとなり、過剰な冷房は「冷房病」という新しい疾患をもたらした。さらには、人類が少なくとも数十万年かけて獲得した自然環境への適応能力を、人工環境は劣化させかねないとの危惧がある。そのため、生活環境や生活行動が、ヒトの生理心理反応に及ぼす影響を詳細に検討して、生活環境や製品のあるべき条件を明らかにすることが現代社会において求められている。環境適応研究実験施設は、このような問題に対し科学的な回答を得るために昭和43年に設置され、平成12年度に大幅改修がなされた世界最大規模の人工気候室であり、本学を代表する研究施設のひとつである。   主として本施設を使用している人間工学講座では、平成20年度現在、教員6名、技術専門職員1名、研究員5名、博士課程後期16名、修士課程および研究生21名が研究に勤しんでいる。環境適応研究実験施設は、ヒトの環境適応能を詳細に検討することにより、健康で快適な生活環境や製品のあるべき条件を明らかとすることを目的とした実験施設である。生活環境の変化と人々が求める製品の性能の向上により、模擬すべき環境条件はより多因子で、さらに、より高精度となっている。そこで本実験施設の一部は、実際の生活が長期間可能なように、浴室、トイレ、台所、寝室・居室を有し、さらにその各種環境を自在に変動させるように計画された。本実験施設では、以下のような研究が可能である。21世紀に予測される新しい居住空間(海底、大深度地下、超々高層ビル)の生理学的評価。温湿度、気圧、照明(照度や色温度)酸素濃度、香り、色、日照等の生活環境が人間の生理心理反応に及ぼす影響。生活環境や生活様式(運動や入浴等)が睡眠に及ぼす影響。高齢者や障害者のための空調、ベッド、浴室、トイレ、台所設備の提案。環境適応研究実験施設は、本分野における国際的な中核的研究施設の役割を担っている。
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■環境適応実験施設の仕様
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■お問合せ先
〒815-8540 福岡市南区塩原4-9-1
九州大学大学院 芸術工学研究院
人間生活システム部門
人間工学講座
栃原 裕
Tel/Fax:092-553-4522
E-mail:tochi@design.kyushu-u.ac.jp
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